高齢者施設などにおける感染症胃腸炎に係る緊急申し入れを行いました。
申し入れ内容
昨年末から年始めにかけて広島県福山市内の特別養護老人ホームにおける集団感染事例をはじめ全国的に高齢者施設などでの感染症の発生が見られ国民の大きな関心事となっています。
現在介護保険制度の見直し作業が行われている中、抵抗力の弱い要介護者の処遇に対する国民の不安や懸念を考えるとき、事の重大さを考えざるを得ません。
ついては、県当局におかれては、速やかに下記の対応を行い、発生やまん延の防止について的確な対応をすることを強く要望します。
記
抵抗力の弱い方々が集団生活を送っている県内における高齢者施設や乳幼児施設に対して有症者の有無を早急に実態調査し、その結果を公表すること。
施設内における感染症の発生防止のため入所者及び職員の健康管理や食品調理時の衛生管理を徹底すること。特に、調理を外注している施設にあっては業者も含め指導を徹底すること。
入所施設が通所事業を行っている場合の感染症対策に留意すること。
万が一、感染症や直中毒の発生した場合の連絡報告体制を確認すること。この場合、疑われる状況が生じた場合も確実に連絡報告がなされるよう徹底すること。
有症者への対応について、協力病院も含め医師、看護士等の対応が的確になされるよう点検すること。この場合、集団発生の場合の地域の医療機関での協力体制を整備しておくこと。