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ITベンチャー企業D-Clue Technologies代表取締役CEO石川明彦氏と懇談!


ITベンチャー企業のディー・クルー・テクノロジーズ株式会社(D-Clue Technologies)のCEO「石川明彦」代表取締役と懇談しました。
また同社は(1)アナログ回路設計(2)ディジタル回路設計(3)組込マイコン用ファームウェア開発(4)VC等によるWindowsプログラム開発などを行うIT企業です。設立わずかで、九州にも事業所を拡大し開発能力と売り上げを飛躍的に伸ばされています。そこに行政の支援があって今日の状況になったことから、その産学官連携、インキュベートのあり方についてうかがいました。
氏は富士通グループから独立後、デジタルデータを制御する回路の集積が進むほど、アナログ技術が重要になる現象に目を付けられました。しかし設備など研究開発資財が必要になっていました。そこに北九州市のインキュベート(ふ化)施策がありました。また、メンバーは石川社長のほかソニー、東芝などを飛び出した20代後半から40代のエンジニア。2003年6月の会社設立以来、初のビッグビジネスになりそうなのが倍号の強さを500倍にできる増幅器だ。携帯電話の基地局などを低コストで整備しやすくなる。「大手を中心に5 社程度からの受注が見込めそう」(石川社長)とのこと。
北九州市は、新日本製鉄をはじめ重厚長大企業がかつては地域経済を支えた都市。しかし産業構造の変化に危機感を募らせた市が1990年代の後半から取り組んできたのがベンチャー企業の育成。学術研究都市のほか、インキュベーション(ふ化)施設の「北九州テレワークセンター」、クリエーターを養成する「九州ヒューマンメディア創造センター」、「北九州テクノセンター」などインフラは多彩。ディー・クルーの石川社長は「高価な機材などをただ同然で貸してくれたのが起業につながった」と評価されていました。そういったことから、岡山県の情報ハイウェイなどのインフラノ整備状況やインキュベート政策の紹介を行い行政支援について懇談しました。また、岡山への進出もお願いしました。
ディー・クルー・テクノロジーズ株式会社 http://www.d-clue.com/