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TV県政討論会に出演(KSB瀬戸内海放送)

執筆者の写真: tuvok07tuvok07

平成17年10月14日(金)10:35~11:30(KSB瀬戸内海放送)

『県政討論会 ~9月議会を終わって~』

代表質問を行った9月議会を終え、出演しました。

『県政討論会 ~9月議会を終わって~』の内容

9月議会を振り返って

今までお話しがあったように、今議会は、特に三位一体の改革を受けてさらに厳しい県財政をどう健全化させていくのかという大胆な行財政改革の見直しがやはり重要なテーマだったと思います。そして県としての子育て支援の取組の推進。そしてまた国体の開催、夏季大会は岡山県勢の大活躍と大会も大成功で終わりましたが、秋季大会に向けての取り組みや、また安全安心な街づくり対策として、防災対策、アスベスト対策さらに警察官の増員や空き交番の解消。さらに中高一貫教育や教育環境の整備など様々課題のあった9月議会だったと思います。

行財政改革について

今までお話しがあったことと、さらに岡山県の財政状況をわかりやすく県民の皆さんに示す手法として、バランスシートや行政コスト計算書の公表はこれまでも作っていましたが、さらに、それを生かして、公営企業や公社、県が一定の出資法人を含めた連結バランスシートや、団体間でも比較可能な財政情報の開示を今年度中に作成し公開をすることを目途に検討していることが示されました。

これにより財政状況が一層わかりやすくなり、県民の皆様に、ご理解とご協力を得ながら、さらに健全化に向けた取組が前進しやすい環境になると思います。今後もさらに様々な工夫を行いしっかりと行財政改革を進めていかなければならないと思います。

県民の安全・安心な生活について

防災対策としての台風被害について、昨年の台風災害以来、県ではまず高潮対策として、県内18地区について護岸の改良やかさ上げなどの工事を進めています。また緊急対策として浸水防止施設や逆流防水施設の整備や改善について現在、工事を28地区で進めています。さらには浸水が予測される地域への屋外カメラの設置などに取り組んでいます。

こういった対策を県でも順次進めていますが、先日の台風においても例えば浸水など被害があった岡山市の築港地域など、現在、高潮対策が実施されていない地域への今後の対応についても、見直しを随時行っていくことが示されました。防災には敏感に反応して、対策を進め、災害に強い街づくりを進めていかなければならないと思います。

教育問題について

教育問題については今お話があった点と共に、私が今心配しておりますのは、今年5月に登校中の県立高校1年の女子高校生が刃物を持った男に手を切りつけられる事件が発生しました。発生時間は午前7時頃で犯人が逃走中に周辺の小中学生の登校時間をむかえたにもかかわらず一部学校以外は事件の発生が知らされないという事態が起こりました。また、3月にも類似の事件が発生しており、その際も連絡の不徹底が無用の混乱を招いたばかりか保護者への連絡や一斉下校などの十分な安全対策を取ることが出来なかった訳であります。いずれも関係機関が「不確定情報」として周知が遅れたことが大きな原因となっています。

5月の事件は3月の事件の教訓が活かされなかった訳でありますが、犯人がまだ逮捕されていない今日においては、こうした事件は今後も起こることが考えられます。

他県での目を覆いたくなるような事件をみても特に警戒心を強め不審者対策と事件発生時の情報の迅速な伝達、そして対応が求められている徒思います。そこで、県、県教委として不審者情報について、関係者が情報を共有し子どもの安全確保のために市町村教委へのFAXとともに事件発生場所近隣の学校へも直接電話をするなどの改善が図られています。無用な混乱のないようにさらに他の連絡体制も研究して取り入れていかなければならないと思います。

また、関連した新たな取組として県としてモデル地域事業として10月今月から鴨方町を指定し、警察官OBに学校を巡回指導するスクールガードリーダー制が導入され、防犯の研究が行われます。防犯に関する専門家である警察官OBがに巡回指導することで児童生徒・教職員の危機管理意識が高揚して学校全体の防犯に関する力が、今以上に向上することが期待できます。また、保護者や地域住民からなる学校安全ボランティアへ、不審者発見時の具体的な対応方法などを直接指導していただくことにより、不審者を近づけない地域防犯の向上も期待されています。各学校では、今後スクールガードリーダーの協力を得ながら防犯教室や訓練、通学安全マップの作成等の具体的な実践研究が計画されており、地域ぐるみで学校安全が推進されることになっている。この研究事業を元に、成果を上げ全県に広がって欲しいと思いますし、こうした自主防犯体制なども広がることを願っています。

また、話は変わりますが、県では、今後の小1グッドスタート支援事業の継続実施や、少人数学級の拡大などを協議、検討していますが、この点も引き続き訴えて、きめ細やかな指導体制を推進していただきたいと思っています。

今後の抱負

今日も話があった通り、財政の健全化への取組として行財政改革の見直しを中心に、今議会も様々な課題がありましたが、いずれにしても計画的な職員定数の見直しなど大胆な行財政改革を進めながら、少子化対策や防災、防犯、教育環境の向上など重要課題を見極めながら選択と集中の観点を持って県民福祉の向上のために取り組んでいかなければならないと思っています。


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