脳脊髄液減少症の研究推進等を求める意見書が採択されました!
2006年2月16日「NPO鞭打ち症患者支援協会」の中井代表理事からご要望を受けていた脳脊髄液減少症の研究推進等を求める意見書が採択されました。ご要望を受けてから頑張って取り組んでいました。
以下意見書です。
脳脊髄液減少症の研究推進等を求める意見書
脳脊髄液減少症とは、交通事故、スポーツ障害、落下事故、暴力その他で、頭部や全身への強い衝撃によって、脳脊髄液が慢性的に漏れ続け、多様な症状が発現する病気と言われている。
この病気の症状は、頭痛、首や背中の痛み、腰痛、めまい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下など様々な症状が複合的にあらわれ、これまでの医療現場においては、この原因が特定されない場合が多かったことから、患者は「怠け病」あるいは「精神的なもの」と判断され、肉体的・精神的苦痛はもとより、患者の家族等の苦労も、はかりしれないものがある。
最近、この疾病に対する検査法・治療法として、ブラッドパッチ療法の有用性も認められつつあり、長年苦しんできた患者にとっては、大きな光明となってきているが、治療法が確立したといえる状況にないことから、医療保険も適用されず、患者は大きな経済的負担を強いられている。
よって、国においては、以上の現状を踏まえ、次の事項について適切な措置を講じられるよう強く要望する。
記
脳脊髄液減少症の調査研究を積極的に推進し、診断・治療法を早期に確立すること。
脳脊髄液減少症の治療法の確立後、速やかに医療保険を適用すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
内閣総理大臣
厚生労働大臣
衆議院議長
参議院議長
関連、上記ご要望の模様は最新情報バックナンバーの「NPO鞭打ち症患者支援協会」中井代表理事から脳脊髄液減少症の治療推進の要望を受けました! 2006年2月16日をご覧下さい。