公立高にエレベーター/全日制では県内初 バリアフリー化を推進しました。
岡山市の岡山県立岡山大安寺中等教育学校(中高一貫教育校)と併設の県立岡山大安寺高校に今年3月、エレベーターが設置され、好評を得ている。県内に55校ある公立高校のうち、エレベーターが設置されたのは同校が2例目で、全日制では初めて。
このほど同校を視察し、大塚雅嗣校長ら関係者と懇談した。
県内の公立高校では、車いすを必要とする生徒が階を移動する際、階段昇降機を使用している。昇降機の使用は生徒単独では行えず、介助者が必要で、現在、県は介助を行う特別支援教育支援員(これまで支援員制度導入も求めていました。H23年度から実施)を必要に応じて配置している。
しかし、支援の体制が整う以前には、学校側が保護者に対し、介助のために生徒と同伴で登校するよう求めることがあった。このため、保護者の同伴が難しい一部の生徒が高校合格後に入学を辞退するケースが発生していた。
こうしたことから、体が不自由な子どもの保護者らから、公立高校へのエレベーター設置を求める声が上がっていた。これまで県議会の代表・一般質問で、たびたび学校のバリアフリー化について取り上げ、エレベーターの設置を強く求めていた。その中でまず、大規模改修時や新築の際に設置を行うことを答弁していました。
大塚校長は、エレベーターの設置について「けがをした生徒や足の不自由な来校者も利用し、喜ばれている。本当にありがたい」と話していた。
さらに頑張ってまいります。