令和 3 年 8 月 25 日
岡山県知事 伊原木隆太 殿 公明党岡山県議団
現下の感染拡大に対応できる医療提供体制の 早急な構築を求める緊急要請
新型コロナウイルス感染が拡大し、自宅療養もしくは宿泊療養する患者数が増加してい る。軽症および中等症患者に適切な治療を早期に提供する体制整備を求める。あらためて、中等症以上の重症化した患者および妊婦を含む重症化リスクの高い者が入院して治療を受けることができる医療提供体制の整備を求める。さらに、症状の発現から診断の確定に至るまでの時間が長いほど治療の機会を逸することとなり、検査体制のさらなる強化が重要である。質の低い抗原定性検査の推進に偏ることなく、診断確定に必要な検査体制を構築することが重要である。なお、自宅療養には、感染経路に占める家庭内感染及び職場内感染が増加している状況を 踏まえ、同居家族に対する感染防止策とあわせて提示する必要がある。人流が増加する新学 期も近づき、家庭内・職場内・学校内におけるさらなる感染予防策を示すほか、後遺症の現状調査とともに後遺症相談窓口の設置を求める。以下、緊急要請を行う。(要約)
1. 中等症以上の重症化した患者および妊婦を含む重症化リスクの高い者を迅速に受け入れることができる医療提供体制を整備すること。
2. 中等症患者が迅速に酸素投与とレムデシビルなどの治療を早期に受けることができる体制を強化すること。
3. 軽症患者が必要なロナプリーブの治療を外来も含めて受けることができる体制を強化すること。
4. 早期治療のために迅速に結果を得られることができる検査体制を強化すること。
5. 自宅療養者と同居する者に対する感染予防策とあわせて家庭内・職場内さらには新学期 を迎えるにあたり、各学校等における感染対策を強化すること。
6. 自宅療養者数を減少させるため、宿泊療養施設をさらに拡充すること。
7. 保健所に対する支援強化と自宅療養者に対する相談体制や往診体制の拡充ならびに健康観察等の支援を強化すること。
8. 後遺症の現状調査ならびに関係機関と連携した医療相談や紹介を行う後遺症相談窓口を設置すること。 以上
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