関西高等学校ホームルームで外部講師を務めました!

June 20, 2005

 

 

 

創立118年を迎える母校の学校法人関西学園関西高等学校ホームルームで外部講師を務めました。

関西高校の教育方針は、「各自の天分を高度に発揮させ、知徳体の円満な発達を促進し、質実剛健にして自主的精神である『敢為』の精神を体得させ、真に社会に貢献しうる人間の育成を期する。」です。

「明日に向かって」という主題で、卒業してからこれまでの経験から、ボランティア活動等、敢えて為したこと(敢為の精神)について話しました。

 

講演内容概略

  

現在、岡山県も「国際貢献先進県」として国際救援活動などを行い、世界に信頼される国際貢献先進県おかやまを実現することを宣言し、条例を制定し、国際貢献を進めていますが、特に私が話したことは、私が敢えて為してきたボランティア活動の中で、フィリピンの子どもたちの教育支援活動について報告しました。現在でもこういった現状が日本が属するアジアにはあることなど知ってもらいたいこと。また、少しでも感じることがあれば、何か行動してほしい。他人のために汗をかくことが、私の経験から自分の心の財産になることを話し、また岡山県社会福祉協議会等で行っているボランティア募集を紹介しました。

以下に、その活動の中でも特に話した、パヤタスの子どもたちの現状を紹介します。

ゴミの山で働く子どもたち

フィリピン、マニラ首都圏ケソン市郊外のパヤタス地区に広大なゴミの山があります。1983年からゴミの投棄がはじまり、現在も毎日数百台のトラックが都市のゴミを捨てに来ます。ゴミの山には分別されていないゴミがそのまま捨てられています。乾季にはメタンガスが自然発火して炎があがり、あたりは一面の煙におおわれます。雨季はゴミの山は泥沼状態になり、激しい腐臭が漂います。そしておびただしい蝿と蚊。ゴミ山周辺には廃材でつくったバラック建ての貧しい集落が広がり、1万人余りの人々が、ゴミのなかから再利用可能なものを拾って換金し、わずかな収入を得ることで生計をたてています。 危険で劣悪な環境のなかで、子どもたちも大人たちに混じってゴミを拾っています。ガラス破片も散乱しているのに、長靴をはいていない子もたくさんいます。ゴム草履のまま、あらゆるゴミを踏み分けて働いています。家族やきょうだいと助けあって働く姿もあります。

パアララン・パンタオ ゴミの山にできた学校

このゴミ山のすぐ麓に「パアララン・パンタオ」というフリースクールがあります。貧困や出生証明書がないこと、親が教育の機会に恵まれなかったので子どもを学校に行かせる必要を感じないなどの事情で、教育の機会を奪われているゴミ山周辺の子どもたちのために、校長のレティシア・B・レイエス(愛称レティ)さんが、地域の人たちと協力してつくりあげた学校です。パアララン・パンタオは、1987年に校長のレティ先生が、近所の母親たちから、子どもの勉強を見てほしいと頼まれたことからはじまりました。最初5人だった生徒が1か月後には40人を超えたことから、レティ先生は学校開設を決意しました。1989年開校。最初、壁にトタン屋根がのせてあるだけの小さな建物には、床も天井もありませんでした。地面の上に親たちの手づくりの机と椅子が並びました。パアララン・パンタオの教師は、地域のお母さんたちです。ハイスクールやカレッジで学んだことのある母親たちが、国内の教育NGOのトレーニングを受けて、教え方を学び、またこの地域の子どもたちの現実にあった教育のあり方を模索しながら、幼児教育、小学校レベルの教育を行っています。学校の雰囲気はとても明るく家庭的です。読み書きや計算を教えるだけでなく、家庭崩壊や親の暴力など、過酷な環境を生きる子どもたちに、心から安心できる場所を提供するとともに、子どもたちが自分自身の尊厳を見出していけるように励ましています。

パアララン・パンタオには制服も授業料もありません。年齢を問わず誰でも入学でき、それぞれの年齢や能力に応じたクラスで勉強します。毎年3歳から20歳頃までの150人前後の生徒が登録し、弟妹の面倒を見たり、ゴミ拾いをして家計を支えながら、元気に通ってきます。パアララン・パンタオで学んだ後、公立の小学校やハイスクールに編入進学する生徒も少なくありません。カレッジまで進学した生徒もいます。パアララン・パンタオは開校以来、ゴミ山周辺の多くの子どもたちに、教育のチャンスを与え続けています。

これは、ホームページ用に要約した文章を掲示させてもらいましたが、私が3回(3年間毎年)行った中で実際に見た現状を伝えました。

その中で私財をなげうって頑張っているレティ校長の話や、現地で偶然知り会った日本人留学生の方々のこと、また微力ですがその私設の識字学校パアララン・パンタオ支援活動を伝えました。一つでも生徒(後輩)に、響くことを願って。

 

感心を持っていただけた方は以下ホームページをどうぞ。

パヤタス・オープンメンバーホームページ http://kazu900.hp.infoseek.co.jp/

 

 

 

 

 

 

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